慈覚大師が海上で唱えた観音経

妙法寺の御本尊「護船観音」。慈覚大師の御作であります。遣唐使船での帰路中、海上で荒波、難風に会い、船が沈没しかけたとき、天に向かって観音経の一節「しょうじょうこう にちしょあん のうぶくさいふう みょうしょうけん」を唱えたところ、この観音様が天から光を放ちて示現し、船は救われ無事に肥前国松浦の岸に漂着されました。慈覚大師が海上で唱えた「観音経」の一節です。

「此にてはあくふうすいなんのがらいにてはせいせんだつどうとなりげんとうしょがんじょうじゅす。」ありがたい菩薩様ですね。