意識(魂)と体は別物

体があるから意識が生まれるのではありません。
意識の情報に基づいて、物質である体は形成されています。

体は単なる物質ですが、意識は喜怒哀楽、痛み、苦しみ、喜び、愛することなど、感情を持ちます。

体は、この3次元の物質の世界で与えられた、いわば借物。自分の体のあちこちに意識を向けて、いたわってあげる、体のあちこちに呼吸を送り込み感謝を伝えると、体には良いのです。

この物質の世界で、意識は体をもらって、様々なことを感じ、体験できていることに感謝の念を送りましょう。

意識は、3次元物質の世界を越えて高次元世界まで展開しています。物質の体がこの3次元世界から消えたとしても、意識は高次元まで展開し残っているのです。

この3次元世界で得た知識や経験は、意識の成長となって次元転換、輪廻しながら成長していきます。

この3次元世界で物質の体を使って、五感で感じ思い存分楽しむことにしましょう。

禅を体得した者は怒らない

怒りの原因は、
・自分の期待に反している。
・自分の思い通りになっていない。
・自分に都合が悪い。
ことだとわかっている。

禅を体得した者は、
自分の都合で物事を見る「主観」が怒りの根本原因であることを知っている。

禅を体得した者は、
「客観的」に物事を見る。

禅を体得した者は、
洞察力が鋭くなり、物事の本質を知る。
物事の本質とは「自分の都合を排除し、客観的に、ありのままをみると見えてくる。」

禅を体得した者は、
・過度に期待しない。
・何事も思い通りにいかないものだと知る。
・主観を排除し、ありのままを看る。

禅を体得した者は、
穏やかで、冷静で、判断を間違えない、大宇宙と一体となった生活を送ることができる。

「成道会市民のつどい」御案内

近江八幡市仏教会主催「成道会(じょうどうえ)市民のつどい」の御案内です。

・日時:令和6年11月29日 13:00開場
・場所:滋賀県立男女共同参画センター大ホール
(近江八幡駅の南側です)

今回は、石山寺(大津市)座主「鷲尾龍華師」をお招きすることができ、大河ドラマ「光る君」でおなじみの「紫式部」について御講演いただきます。龍華師は、大河ドラマ主演の女優「吉高由里子さん」とも、よくテレビにもご出演されていますね。

また、和太鼓とフルートのDuoとして、細田氏・土佐氏の共演も乞うご期待。

入場は無料です。どうぞお越しください。

体はいっときの借りもの。有効に大切に扱いましょう!

古来より、人類は霊(意識体)と肉体を分けて感じていました。ところが、最近は、肉体が無くなると、霊(意識体)も無くなると考える人が増えてきました。なぜならば、肉体の脳や体があって、その肉体が脳が意識の働きを持つと科学的に考えるからです。意識を発生させるのは脳や肉体だから、その脳や肉体が無くなれば意識も無くなるという論理です。

このような論理は、実は命を粗末に扱い、人を不幸に導くものです。死んだらおしまい、何もなくなるという認識をしていると、どうせ死ぬんだから何をやってもいいや!とか、命あるものを大切にしなくなるなど非人道的にもなりますし、人生を生きる意味も無味乾燥なものになるでしょう。

ところが皆さん、先に意識体があって、その意識体が肉体を借りて、この3次元物質世界に現れているとしたらどうでしょうか。

意識体は、我々が認知できる3次元の物質世界だけではなく、より高次元の世界に展開されており、高次元の世界から3次元の世界に肉体という物質を借りて現れているのです。

高次元の世界には3次元の物質は入ることができません。高次元の世界とは3次元の世界から見ると情報の世界です。意識体は、様々な経験を情報として持っています。たとえ脳や肉体という3次元物質が無くなったとしても、借りていた物質としての肉体が無くなっただけであり、意識体は3次元や高次元に意識を持って存在していると考えます。

意識体は情報の世界である高次元の世界から3次元の世界へ展開するときに肉体という借りものを借ります。その肉体はどのように形成されるかといえば、ある情報をもとに3次元物質の肉体(生命)を形成します。その情報とは遺伝子です。遺伝子には生命体を形成する情報が刻まれていますが、この情報の元は意識体にあります。

意識体が先にあって、この意識体が我々の住む3次元の世界に現れるときに、意識体の情報が刻まれた遺伝子に基づいて肉体という物質を形成して、この世に生命として生まれるのです。

肉体(生命)は、3次元物質世界にいる間のいっときの借りものなんです。この世界に命として肉体を頂いている間、この世界に存在している貴重な時間を、大いに有効に使い、また大切に扱いましょうね。さらに徳の高い高度な意識体になれますように。