縁起とお経

普陀山妙法寺の縁起

  • 黄檗宗(オウバクシュウ) の禅寺として、1733 年(享保18 年)、近江商人全盛期の江戸時代中期に九峰桂禅師によって開山。

  • 豊臣秀次公が整備した八幡堀を利用して、近江商人は船で物資を運搬し繁栄しました。当時、物流船は難破することも多く、船の守護として、護船観世音菩薩が妙法寺に祀られました。

八幡堀

「護船観音」の縁起

御本尊は船にお立ちになっている珍しい護船観世音菩薩立像(秘仏)で、観音大士慈覚大師が1200 年前の難破した船の竜骨で製作したと伝えられています。綺麗な青色の海が厨子の内側に描かれており、観音様は竿を持ち、「慈愛」を持って、船だけでなく、様々な苦難から人々を救済してくださいます。「無む垢く清しょう浄じょう光こう慧え日にち破は諸しょ闇あん能のう伏ぶく災さい風ふう火か普ふ明みょう照しょう世せ間けん」と唱えると、嵐は静まり救われたと伝えられています。

【御利益】・護船、消災、合格祈願、商売繁盛、健康、救苦、長寿、病癒

お経の話

黄檗宗では、お経を唐音(とういん)で読みます。音楽的な旋律で癒し効果があります。
声に出して初めて意味が出る呪文もあり、般若心経、往生呪、真言、消災吉祥呪等、声に出して読んでみてください。脳がすっきりするかもしれません。黄檗宗の独特の旋律、鳴り物を聞いてみませんか。本堂には音響システムを備えております。

 

施餓鬼法要

例年 8月19日、18:00 ~ 21:00 開催

「六道(天上界/人間界/阿修羅界/畜生道/餓鬼道/地獄)のうち、「餓鬼道」に落ちた、まさに「餓えた亡者」に食べ物を施し、供養するのが、「施餓鬼法要」です。妙法寺では、餅や菓子を撒き、子供達がこれを拾うことで、餓鬼および無縁仏の供養としています。写真の左右の山は、金銀山(大判/小判の版画)、衣装山(着物、衣類の版画)と呼ばれ、法要中に火を放ち、燃えている間に拾うことで、お金持ち、商売繁盛に繋がるとされています。施餓鬼法要を地元では「ゼニヤマ、カネヤマ」と呼んでいます。

◆施餓鬼法要インターネット配信映像

2018年の施餓鬼法要の様子を視聴頂けます。旋律があり、鳴り物が多く入る黄檗宗のお経です。これがお経?とびっくりされると思います。

・00:24:00〜  聖水による道場のお清め
・01:27:00〜 「ゼニ山、カネ山」への点火
・01:30:00〜 餓鬼へのお餅、お菓子撒き供養

(施餓鬼法要の動画:下記をクリックしてください。)

http://twitcasting.tv/jg1evh/movie/486798452

<映像提供:なにぬねのんチャンネル>

ゼニ山/カネ山 (法要中に燃やして拾います。)

法要中の引導で、地獄の釜が開きます。

法要中、餅や菓子を撒いて、餓鬼、無縁仏、亡者がお腹いっぱいになって帰ります。

【古文書の地図】

「江州蒲生郡八幡町」と記載。八幡堀脇に「妙法寺」の記載もあります。

 

【黄檗宗大本山 萬福寺】

中国明代の臨済宗として日本に伝わり、当初「臨済宗黄檗派」などと称していましたが、明治9 年、一宗として独立し「黄檗宗」を公称するようになりました。大本山は京都宇治の「萬福寺」、宗祖は「隠元禅師」。

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