読経体験(面白い梵唄)

読経体験というと、「木魚を叩きながら念仏を唱える」イメージですが、黄檗宗のお経は「梵唄」(ぼんばい)と呼ばれ、歌(唄)に近いイメージです。心が落ち着く賛美歌のような旋律もあれば、お祭りのような旋律もあります。加えて多くの鳴り物(楽器)が入ります。香灯(ひゃんてん)と呼ぶ太鼓はドラムを叩くようなイメージ。香灯の横にある「ケイ」と合わせて叩きます。引磬(いんきん)と呼ぶ鐘は2種類の音があり、この音程のアンサンブルは心が癒されます。この他、磬子(けいす)、木魚(もくぎょ)、半鐘(はんしょう)、鐃鉢(にょうはち)などが入ります。このため、複数人の僧侶が集まらないと、この梵唄を演奏することができません。

妙法寺の読経体験では、これらの鳴り物を使って、梵唄を体験してみようというものです。楽譜がありませんので、旋律は耳で覚えますが、鳴り物は写真のような「楽譜?」がありますので、これを見ながら音を出します。お経を「演奏」と言うのも何か変ですが、複数の僧侶でやる梵唄は「演奏」という表現がぴったりです。皆んなで演奏するお経ですので、面白いし楽しいですよ。住職お勧め。是非、体験してみてください。

鳴り物の「楽譜?」

「引磬」(いんきん)音色が二種類あります。
高い音が大引磬、低い音が小引磬と呼びます。

「香灯」(ひゃんてん)と呼ぶ太鼓。
横にある鐘は「けい」と呼び、黄檗宗独特のもの。

「半鐘」(はんしょう)

「鐃鉢」(にょうはち)シンバルみたいですね。

皆さんご存知の「木魚」(もくぎょ)

「磬子」(けいす)と呼びます

早朝の満月

本日早朝の境内からの満月。ヒグラシが鳴き始め、夏本番です。早朝の静かな雰囲気は、心が落ち着きます。さあ、今日も頑張ろうという気持ちになれます。

黄檗宗のお経「梵唄」(ぼんばい)

今朝、台風12号が通過。暴風雨でしたが、被害無しで一安心。猛暑も去って、本堂はのんびり気分です。枯山水に散った百日紅の花を掃除しないと。来山者の方に、本堂の音響システムで、黄檗宗の独特なお経、「梵唄(ぼんばい)」を聞いていただき、音楽的で旋律もあって好評です。お経にも「音楽呪」と記載され、まさに音楽です。聴きに来てください。

今日は涼しい!

今日は涼しい!参拝のチャンスです。お地蔵様も、ほっと一息。明日夕方からは台風ですが、久しぶりの雨になるでしょう。庭木の水やりも一安心。

まもなく施餓鬼法要

毎年、8月19日 18:00〜21:00、盂蘭盆会「施餓鬼法要」を開催しています。この法要で読むお経は「瑜伽焔口経(ゆかえんこうきょう)」。黄檗宗独特の梵唄(ぼんばい)で、鳴り物が多く旋律もある珍しいお経です。普通のお経とは異なりますので、一度聞いてみてください。お坊さん6名で迫力もあります。今年は日曜日にあたり参拝しやすいと思います。法要中にお餅やお菓子を撒きますので子供達にも嬉しい法要です。「瑜伽焔口経」の原本は、文字だけでなく絵が多様されていて面白いです。本堂に展示しましたのでご覧ください。