体はいっときの借りもの。有効に大切に扱いましょう!

古来より、人類は霊(意識体)と肉体を分けて感じていました。ところが、最近は、肉体が無くなると、霊(意識体)も無くなると考える人が増えてきました。なぜならば、肉体の脳や体があって、その肉体が脳が意識の働きを持つと科学的に考えるからです。意識を発生させるのは脳や肉体だから、その脳や肉体が無くなれば意識も無くなるという論理です。

このような論理は、実は命を粗末に扱い、人を不幸に導くものです。死んだらおしまい、何もなくなるという認識をしていると、どうせ死ぬんだから何をやってもいいや!とか、命あるものを大切にしなくなるなど非人道的にもなりますし、人生を生きる意味も無味乾燥なものになるでしょう。

ところが皆さん、先に意識体があって、その意識体が肉体を借りて、この3次元物質世界に現れているとしたらどうでしょうか。

意識体は、我々が認知できる3次元の物質世界だけではなく、より高次元の世界に展開されており、高次元の世界から3次元の世界に肉体という物質を借りて現れているのです。

高次元の世界には3次元の物質は入ることができません。高次元の世界とは3次元の世界から見ると情報の世界です。意識体は、様々な経験を情報として持っています。たとえ脳や肉体という3次元物質が無くなったとしても、借りていた物質としての肉体が無くなっただけであり、意識体は3次元や高次元に意識を持って存在していると考えます。

意識体は情報の世界である高次元の世界から3次元の世界へ展開するときに肉体という借りものを借ります。その肉体はどのように形成されるかといえば、ある情報をもとに3次元物質の肉体(生命)を形成します。その情報とは遺伝子です。遺伝子には生命体を形成する情報が刻まれていますが、この情報の元は意識体にあります。

意識体が先にあって、この意識体が我々の住む3次元の世界に現れるときに、意識体の情報が刻まれた遺伝子に基づいて肉体という物質を形成して、この世に生命として生まれるのです。

肉体(生命)は、3次元物質世界にいる間のいっときの借りものなんです。この世界に命として肉体を頂いている間、この世界に存在している貴重な時間を、大いに有効に使い、また大切に扱いましょうね。さらに徳の高い高度な意識体になれますように。