長年生きていると、「人」との関係で悩んだり、苦労している方をよくみかけるようになります。お勧めの言葉「和敬清寂(わけいせいじゃく)」。直訳は「相手を敬うことで平和が生まれ、清々しい心の平穏が訪れる」。悪口を言ったり、ののしりあったり、足を引っ張ったり、戦争をしたりという状況は、六道(天道、人道、阿修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄)の一つ、阿修羅道に陥っている状態。余裕が無くなってきた現代社会には、阿修羅道に陥っている方が増えているのでは?自分が阿修羅道に陥っていることに気づいたら「和敬清寂」を思い出してください。人には、得意不得意が必ずあります。不得意な(良くない)点には気付きやすいが、得意な(良い)点には気付きにくいもの。良い点が見えれば、「敬」が見え、「敬」が「和」に繋がり、それが自身に返って「清寂」の心を得ることができます。親子、友人、上司部下、すべての人間関係にあてはまります。家庭では「より善い生活」、企業では「生産性の向上」に繋がるでしょう。