妙法寺の花まつり

春になりました!お釈迦様の誕生日4月8日(灌仏会)をお祝いする花まつり。

お釈迦様はお生まれになって、すぐに、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」とお話になったそうです。

「天上天下唯我独尊」とは、天上天下(東西南北の四方とその間を含めた八方に加え、上下を加えた十方(じっぽう)を表し、この大宇宙全体を意味します。

「唯我独尊」とは、この大宇宙の中に、ただ唯一の命を受けたことは奇跡的であり、その命の尊さを理解し、慈愛と慈悲の心を持って接しましょう。という意味です。

現在の世界は、残念ながら、戦争、暴力、暴言、誹謗中傷などが溢れかえっています。一人一人が、かけがいのない、唯一無二の存在なのです。慈愛・慈悲の心をもって、人も動物も環境も大切にしましょう。

お釈迦様がお生まれになり、「天上天下唯我独尊」と言い放ったときの像に甘茶をかけて、その教えを心に刻み皆さんとお祝いしましょう。

妙法寺の桜は五分咲きといったところです。